西日本最高峰の百名山「石鎚山」の5つの魅力とは?

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四国

四国愛媛県には、日本百名山で西日本最高峰「石鎚山」があります。
標高は1982m。

西日本には1900mを超える山はわずか6座しかありませんが、6座のうち4座が四国内にあって、最高峰に位置しているのが石鎚山なのです。

石鎚山は富士山や立山などの日本七霊山のひとつで、弘法大師(空海)が修行したとされる山岳信仰で有名な山です。

その石鎚山の5つの魅力を今回ご紹介します。

最後まで読むと、すぐにでも石鎚山登山にチャレンジしたくなること間違いなしですよ。

霊峰石鎚山の5つの魅力とは?

1. スリル満点!断崖絶壁にある4か所の鎖場

石鎚山は古来より山岳信仰の山として、山岳仏教や修験道が発達してきました。
登山道には今も当時の面影が多く残っていますが、他の山にはない最大の特徴が4カ所に及ぶ「鎖場」です。

本来この鎖場は鎖の行場として修験道の場でしたが、一般の私達も登る事ができます。

試しの鎖(67m)、一の鎖(33m)、二の鎖(65m)、三の鎖(68m)と、合計距離約230mにも及ぶ鎖場なのですが、試しと名がついている鎖場は実は結構登るのが大変なので注意して下さい。

初めて鎖場に挑戦する方は一の鎖から登ってみましょう。

なお鎖場を一切利用しなくても迂回路を通れば頂上まで行く事ができますので、安心してくださいね。

この鎖場ですが、石鎚山が一番混雑する秋の紅葉シーズンにもなると渋滞が発生します。

鎖場の手前で行列になって、登っている途中でなかなか先に進めなくなってしまうのです。

そうなるとかなりの時間ロスになり、また体力も消耗してしまいますので、鎖場を利用される方は時間や体力にも気を配りながらチャレンジしてみましょう。
最後にある三の鎖を登ったら目の前が頂上です。

2. 神社があるパワースポット

石鎚山は山全体がご神体となっていますが、その石鎚山を神体山としているのが「石鎚神社」です。

石鎚神社は現在四社あって、頂上に位置している「奥宮頂上社」、7合目にある「中宮 成就社」と「土小屋遥拝殿」、国道11号線沿いにある「口之宮 本社」です。

石鎚神社口之宮本社は愛媛県における初詣の人気スポットですが、毎年初日の出を拝みに年明けに石鎚山に登る方がかなり多いのです。

初日の出だけでなく、7月1日から10日までは「お山開き」となり、例年全国から数万人が石鎚山を登拝します。

頂上にある奥宮頂上社は、西日本で一番高い場所にある神社なので、山全体がパワースポットといえるでしょう。

なお冬場に関しては石鎚山周辺の道路が通行止めになり、愛媛県西条市にあるロープウェイを利用して頂上を目指すことになります。

そのロープウェイを降りてなだらかな広い道を20分程歩くと中宮成就社に着くので、本格的な冬山装備が無い方でも安全に参拝することができますよ。

3. 山全体が紅葉の人気スポット

石鎚山は10月上旬から色づきはじめますが、頂上の天狗岳周辺に限っては例年10月10日頃には見ごろを迎えます。

そして7合目の成就社近辺が10月中旬以降、ロープウェイ入口の西之川付近が10月下旬から11月中旬まで紅葉を楽しむことができます。
また7合目にある土小屋遥拝殿に行く山岳道路「石鎚スカイライン」の紅葉は、10月上旬から下旬まで楽しめます。

頂上を目指さなくても車の車窓から石鎚山の紅葉は十分満喫できますよ。

石鎚山スカイラインの入口近くには、清流で数多くの滝が有名な「面河渓」があります。

こちらの紅葉も見事で、白い岩肌に黄色や赤の紅葉が見どころです。

4. 幻想的な景色が視界一面に広がる霧氷

冬の石鎚山は大変寒く、ロープウェイを降りた時点で氷点下になることもしばしばですが、そんな極寒の世界で見ることができるのが「霧氷」です。

霧氷とは氷点下の環境において樹木に着氷する自然現象のことで、主に樹氷・粗氷・樹霜の3つに分類されます。

霧氷はどこの山でも見られる訳ではありませんが、石鎚山は標高が高い為雲が発生しやすく、風も強いので、霧氷の発生条件が整っているのです。

登山道が雪で覆われて、周りの木々の枝も白一色になっている景色は本当に幻想的ですよ。

周りの音も雪で吸収されて静まりかえっている道を歩いていると、まるで時間が止まっているかのような気持ちになります。

通常霧氷を見に行くときは頑丈な冬山装備とスタッドレスタイヤかチェーンを装備した車で行く必要があるのですが、この石鎚山の霧氷は誰でも簡単に見る事ができます。

念の為車で行かれる方は冬用タイヤかチェーンの携行は必須ですが、道路自体は冬場でも凍結していないことも多いです。

そしてロープウェイで標高1300mまで一気に上がるので、発着駅周辺は全く凍っていなくても、ロープウェイを降りたとたん、そこには銀世界が広がっています。

そしてそこから20分程度歩くと石鎚神社成就社に着くのですが、そこまでの登山道周辺で綺麗な霧氷を十分堪能することができます。
冬山なのでそれなりの暖かい服装と滑り止めの軽アイゼンは必要ですが、何時間も歩く必要は全くありません。

5. 初心者や体力に自信の無い人でも登ることができる登山道

いざ山に登るとなった時に、気になるのが駐車場や登山道の状態ですよね。

2000m近い山に登るのは普通に考えてもなかなか大変なのですが、この石鎚山は初心者や子供でも安全に頂上まで登ることができます。

石鎚山の主な登山ルートは2つです。

無料の石鎚スカイラインを経由する土小屋ルートと、ロープウェイを利用する表参道(成就社)ルートです。

土小屋ルート入口には約200台の無料駐車場があって、表参道ルートには数カ所の有料駐車場があって数百台が駐車可能です。

駐車場が満車で遠く離れた所に車を停めるような事は、よほどの大混雑でない限り発生しないでしょう。

どちらの駐車場共、男女別のトイレがあります。

そして登山道についでですが、土小屋ルートは登山口からなだらかな傾斜の道がしばらく続きます。

<土小屋ルート、傾斜が緩くて歩きやすい道です>

登山口から頂上まで標高差が400mしかないので、ハイキング感覚で頂上を目指します。

途中の分岐点や迷いやすいポイントはほとんど無く、至る所に案内看板が設置されていますので安心して登ることができますよ。

もう一つの表参道ルートは標高差が600mですが、アップダウンが激しく登ったり下ったり
するので土小屋ルートよりは30分から1時間程度登山時間がかかります。

表参道ルートは階段が多く、遠くの景色が見通せない道が続きますが、そこが踏ん張りどころですよ。

<表参道(成就社)ルート、中盤から後半にかけて階段の連続です>

そして途中で二つのルートが合流して、頂上を目指します。

この合流ポイントが唯一の分岐点なので、特に下山時には帰りのルートを間違えないよう注意して下さいね。

合流してからの道は傾斜がきつい階段が続きますが、合流ポイントから頂上までは約30分です。

頂上の天狗岳からは、360度の景色が広がっています。

愛媛県西条市の街並みや瀬戸内海が展望できて、気象条件次第ですが中国地方や九州地方の山々が見えることもあります。

<石鎚山頂上(天狗岳)からの眺め、360度の絶景を思う存分堪能しましょう>

まとめ

石鎚山は四季を通じて人気のある山ですが、本格的な登山以外で訪れる方も多い山です。

ロープウェイや石鎚スカイランを利用すれば7合目まであっという間に行けますので、紅葉や霧氷といった四季折々の景色を存分に堪能することができます。

石鎚神社成就社横にはスキー場があって、冬場は多くの若者や家族が楽しんでいます。

そして何より、登山としても大変魅力のある山であるということです。

今回ご紹介した二つの登山ルート以外にも、ずっと以前から利用されてきた石鎚山登山口が複数あります。

その古道途中にはかつての集落跡や樹齢数百年の巨木などがあって、石鎚山が信仰登山の対象として多くの人に愛されてきた証といえるでしょう。

<石鎚山登山道の一つ、今宮道の途中にある推定樹齢800年の大杉>

昔の人々の思いを馳せながら静かな山道を登るもよし、家族や友人と語り合いながら頂上を目指すもよし、己の体力と向き合いながら単独登山するもよし、石鎚山は個人のスタイルに合った登り方が出来る山なのです

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