八ヶ岳の人気山小屋しらびそ小屋と黒百合ヒュッテを巡るコース紹介

山小屋

八ヶ岳は登山コースが多く、子連れのハイカーから登山初心者、ベテランまで親しまれる山ですが山小屋が豊富で特徴があって楽しめる事でも知られています。

リスが見られるしらびそ小屋、ビーフシチューなど豊富なメニューで知られる黒百合ヒュッテを巡るコースを紹介します。山小屋を巡る登山をしてみませんか?

目次

しらびそ小屋から黒百合ヒュッテを巡る

出典:ヤマプラ

登山口は稲子湯のあるみどり池入り口から入ります。
みどり池入り口→しらびそ小屋→中山峠→黒百合ヒュッテ→にゅう→みどり池入り口

コースタイムは7時間30分程度で長いもののきつい登りは殆どないので、久々に登山をする方やちょっと頑張ってみたいけど食事も楽しみたい山ガールには良いコースです。

コースタイム(往復)体力レベル技術レベル
7時間30分★★★☆★☆☆☆
Yamariiグレーディング
shimagareyama

長野に移住してわかった八ヶ岳の「8つの魅力」

稲子湯(みどり池入り口)までのアクセス方法

公共交通機関(電車、バス)

  • 新宿 →小淵沢 →松原湖または小海からバス
  • 東京(北陸新幹線)→ 佐久平→小海 からバス

マイカー

  • 中央道 長坂ICから1時間程度
  • 中部横断自動車道 八千穂高原ICから30分程度

みどり池入り口に15台程度駐車可能な無料駐車場があります。
バス停もあるためバスの運行に支障のない駐車をお願いします。

しらびそ小屋を巡る

みどり池登山口からしらびそ小屋までは準備運動にはちょうどいい登りやすい登山道が続きます。

右手には林道が見えますが、小屋へと続く道は左手側なので右側の林道に入らないように気をつけましょう。

1時間半程度で煙突からモクモクと煙が上がっているのが見えしらびそ小屋に到着です。

しらびそ小屋はミドリ池のそばにあり、リス、野鳥など動植物が豊富な場所です。

小屋で食事やコーヒー、チーズケーキなども提供しています。

テント場も近くにあるのでテント泊に挑戦したい方や、ベースキャンプとして利用し天狗岳に登るなんてこともできます。

黒百合ヒュッテを巡る

しらびそ小屋から中山峠を経由して黒百合ヒュッテまで2時間程度ですが、徐々に標高を上げながら歩きやすいコースが続きます。

中山峠の頂上付近は岩が露出している部分が多くなりますが、ゆっくり登っていけば安心して行けるコースです。

黒百合ヒュッテのビーフシチュー

中山峠を無事登りきれば、木道があり黒百合ヒュッテはすぐそこです。

黒百合ヒュッテはビーフシチューやチキンカレー、おはぎなど八ヶ岳の中でもトップクラスのメニューの多さなのです。

黒百合ヒュッテは通年営業しているので雪山初心者にも親しまれており、赤岳鉱泉と同じく常に賑わいを見せている八ヶ岳の小屋です。

天狗の奥庭を散歩

天狗の奥庭と天狗岳

これまで樹林帯で、黒百合ヒュッテもくぼちにあるため景色は殆ど望めないのですが、黒百合ヒュッテの目の前には天狗の奥庭があり荷物を置いて10分ほど岩場を登ると天狗岳、北アルプス、中央アルプスが望めます。

もし食事を持参する場合は絶景を見ながらご飯も食べられるのでおすすめのスポットです。

もっと絶景がいい?

中山展望台

天狗の奥庭だけじゃ満足できない?わがままな登山者は中山展望台まで足を延ばしてみましょう。

黒百合ヒュッテから片道40分ほどかかりますが、中山展望台からは360度パノラマビューで北アルプスはもちろん八ヶ岳全体を一望できる絶景スポットです。

にゅう

八ヶ岳 にゅう

黒百合ヒュッテからにゅうまではコースタイムで1時間程度で下りが続きます。

黒百合ヒュッテから進むと中山展望台とにゅうに入る分岐点がありますが、やや分かりづらいので注意が必要です。

にゅうは積み上がった岩が特徴的でにゅう山頂からは富士山や白駒池、硫黄岳の爆裂火口を見ることができます。

にゅうからの富士山

にゅうからは揚げパンで有名な高見石小屋(たかみいしごや)や白駒池があり、麦草峠を登山口として巡回するコースもあります。

八ヶ岳は同じ目的地でも複数のコースがあるので登山初心者でもコース選択がしやすいのが魅力的です。

まとめ

少し距離が長い登山になりますが、厳しい登りがなく山小屋も豊富で食事を楽しみながらロングトレイルにもぴったりなコースだと思います。

ちょっとコースが長いという時はにゅうを経由せずにピストンすると殆ど下りで1時間ほどコースタイムも短くなると思います。