登山初心者・子連れにおすすめしたい、親子で楽しむ丹沢の大山

山紹介

神奈川県の東に位置する丹沢大山の登山へは新宿から約1時間半で行くことができ、そのアクセスの良さや半日で登れる手軽さから1年を通して登山客で賑わっています。

ケーブルカーを使ってのお手軽登山ができるのも魅力ですね!

今回は子供も一緒に楽しめる大山登山のおすすめスポットを紹介します。

目次

こま参道|日帰り温泉もグルメも楽しめる大山の玄関口

こま参道は丹沢大山登山の際に最初に通る道。

参道入口には駐車場があるので、そこに車を停めていざ大山登山に出発です。

362段の階段で約15分程のルート。左右にはお土産屋やお食事処が軒を連ねています。

「旅館あさだ」、「旅館元瀧」では日帰り温泉もできますよ!

下山後にすぐ温泉に、入れるのは嬉しいですよね。

引用:旅館あさだ

温泉に入ったら、是非ゆっくりとご飯を頂いてください。

大山こま参道では豆腐料理やしし鍋が有名です。

食べ歩きをするのもいいですね!

和菓子のお店「中村屋」のわらび餅や「雷神堂」の煎餅は絶品ですよ。

大山ケーブルカー|親子におすすめ!大山フリーパスを使えば乗り降り自由!

丹沢大山は日帰りで行けるとはいえ、1000mを超える山。

普通に登山口から登ると獲得標高差は950mにもなる山です。

登ろうとすると意外と体力が必要で、子供との登山や普段運動をしていない方には少し厳しいかもしれません

大山ケーブルカーはこま参道を上がった大山ケーブル駅から阿夫利神社駅まで一気に上がることができます。

丹沢・大山大山フリーパスを買えば乗り降り自由。

途中の大山寺駅で下車して紅葉を楽しむといったこともできますよ!

ケーブルカーの運行は土日祝9:00~17:00、平日9:00~16:30

20分ごとに運行しています。

大山ケーブル~阿夫利神社
※大山寺駅で途中下車できます
● 片 道
大人:640円  小児:320円
● 往 復
《通常時》 大人:1,120円  小児:560円
● 往 復
《繁忙期》 大人:1,270円  小児:640円
大山ケーブル~大山寺/阿夫利神社~大山寺
● 片 道
大人:360円  小児:180円
● 往 復
《通常時》 大人:620円  小児:310円
● 往 復
《繁忙期》 大人:700円  小児:350円

ケーブルカーから見る景色もまたいいですね。

大山寺|ただいま紅葉真っ盛り。関東有数の紅葉スポット

大山寺は関東三大不動にも数えられる由緒あるお寺です。

ここは関東有数の紅葉の名所なんです。

時期は11月中旬〜下旬にかけて。

まさに今の時期が紅葉真っ盛りです。

真っ赤に色付いた紅葉のトンネルと相模湾を一望できる景色は圧巻ですよ!

夜はライトアップもされているので、観光としても楽しめますね!

女坂の七不思議|丹沢大山の歴史と文化を味わおう(本格登山)

女坂は大山ケーブルカー駅から阿夫利神社下社に向かう道。険しい男道と対をなす緩やかな坂道です。

この女坂には女坂の七不思議と呼ばれる遺構があります。

日本では山は古くから信仰の対象として扱われてきました。丹沢大山もその例外ではなく、古代からの霊山として親しまれています。

「女坂の七不思議」はその信仰心の表れかも知れませんね。

いつ誰が語り継いだのかも分からない、当時の歴史や文化を伝える「女坂の七不思議」

歴史のロマンを感じながら登山を楽しみましょう!

1.弘法の水

 弘法大師が岩に杖を突きそこから清水がこんこんと湧き出してきたと言われる湧水地。この湧水は夏にも水量が変わらず、枯れることがないそう。

2.子育て地蔵

最初は普通のお地蔵様を安置していたが、いつからか顔が子供の顔に変わっていたとされるお地蔵様。

このお地蔵様にお祈りすると子供が丈夫に育つというご利益があるそうですよ。

3.爪彫り地蔵

弘法大師が一夜で自身の爪で彫りあげたとされるお地蔵様。弘法大師への信仰の高さが伺えます。

コツコツとやればなんでの成し遂げられるという教えを表しています。

4.逆さ菩提樹

上が太く、下が細いことから逆さに生えているように見えることからその名が付けられました。

5.無明橋

話をしながら通ると橋から落ちたり、忘れ物や落し物をするといった悪いことが起きるとされる橋。

よそ見をしながら歩かないようにという戒めかもしれませんね。

6.潮音洞

洞に近くで心を鎮めて耳をすませると遠い潮騒のおとが聞こえると伝えられています。

7.眼形石

目の形をしたこの石に手を触れると目の病が治るとされています。

こういった言い伝えは各地の神社や山にもよくありますよね。

阿夫利神社下社・本社|古代からの霊山、大山の象徴

阿夫利神社は下社と本社に別れ、下社は大山ケーブルカーで簡単に行くことができます。下社から険しい登山道を登ると本社に行けます。

丹沢大山は別名「あめふり山」と呼ばれています。

この由来には諸説ありますが、阿夫利神社の名前もこの「あめふり山」から来てるとか。

水神様が祀られ、古くから信仰の対象として崇められていました。現在でも数多くの神事が1年を通して行われています。

また、山頂にある本社からの絶景は素晴らしく、ミシュラングリーンガイドでは二つ星を獲得したほど。

おすすめ登山プランを紹介

大山ケーブル駅バス停→大山ケーブル駅分岐女坂→阿夫利神社下社→阿夫利神社本社→阿夫利神社下社(ケーブルカー)→大山ケーブル駅→大山ケーブル駅バス停

行きはケーブルカーを使い、帰りは大山寺や女坂の七不思議を見て歴史と文化のロマンに思いを馳せましょう!帰りはこま参道で温泉に入れるのも嬉しいですね!

往復3時間半ほどで下山することが可能です。

大山ケーブル駅バス停から大山ケーブル駅までは徒歩15分。お土産屋さんが立ち並ぶこま参道を歩きます。

乗車時間は約6分。大山ケーブルカー駅からケーブルカーで阿夫利神社下社を目指します。

阿夫利神社下社に到着!

ここからいよいよ本格的な登山道で山頂を目指します。下社には昨年2019にオープンした和カフェ「茶寮石尊」があるので、ゆっくりしてから行くのもいいかもしれません。

阿夫利神社下社から山頂の阿夫利神社本社へは約1時間半。日頃あまり運動をしていない人だと少しきついかもしれませんが頑張りましょう!

運が良ければ鹿などの野生動物にも会えるかもしれませんよ。

山頂からは相模湾、関東平野を一望できます。

山頂で休憩したら、下山開始です。

一般的に山は下りで怪我をしやすいと言われています。初心者向けの手軽な山といえど、気をつけて下りましょう。

阿夫利神社下社からは今度はケーブルカーを使わずに下ってみましょう。女坂から下ればさほど急ではないのでケガの心配も少ないです。

女坂の七不思議を辿りながら下ってみると面白いですよ!

また途中の大山寺の景色を楽しむことも忘れてはいけません。

今の時期は紅葉真っ盛り。

存分に紅葉を味わって下ってください。

足元への注意も忘れてはいけませんよ!

大山ケーブルカー駅に着いたらあとはこま参道を下りるだけ!

是非日帰り温泉でゆっくりと疲れを癒してから帰ってください。お土産も忘れずに。

まとめ

今回は丹沢大山の見所と登山コースを紹介しました。

  • 都内からのアクセス抜群
  • 日帰りで行ける
  • ケーブルカーがあるので、初心者・子供も安心

など、良いところずくめの丹沢大山。

是非、登山入門編として登ってみてください!