【雪山入門】雪山登山初心者におすすめの八幡平。スノーシューで日本一の樹氷原を散策

山紹介

いよいよ雪山シーズン到来ですね!

スキーにスノボに楽しい季節がやってきました。

是非今年は雪山登山に挑戦してみませんか?

雪山ってなんだか怖いと敬遠してる方も多いですよね。

しかし、雪山の白銀の世界は無雪期にはない最高の魅力があります。

まずは初心者向けの雪山から挑戦し、雪山登山の魅力を味わいましょう。きっと雪山の魅力に取りつかれること間違いなしです。

今回はそんな雪山登山初心者の方にぴったりな「八幡平」について紹介します。

目次

どこまでも続く広大な樹氷原。日本三大樹氷原八幡平のアイスモンスター

八幡平の積雪期登山はなんといってもこの樹氷原がおすすめです。

八幡平の樹氷は青森の八甲田山、宮城の蔵王山と並ぶ日本三大樹氷原に数えられています。

一面に広がる広大な樹氷原を見渡せるのは八幡平のなだらかな地形が生み出す独特の景色。

アイスモンスターとも呼ばれる樹氷の群れはとても感動しますよ。

運が良ければダイヤモンドダストも見られるかもしれませんよ。

風に舞う霧氷が太陽に照らされてキラキラと光る様は圧巻です。

アイスモンスターとダイヤモンドダストの共演を是非味わって見てください。

初心者にも安心、急登の少ない「アスピーテ地形」

八幡平は岩手県と秋田県の県境にあるなだらかな山です。標高は1614mで日本百名山の1つにも数えられています。

八幡平が雪山登山初心者におすすめな理由はこの「アスピーテ」という地形にあります。

アスピーテとは火山用語で盾状火山という意味。

粘性の低い溶岩で形成された八幡平は盾を伏せたようななだらかな地形が特徴です。

そのため急登が少なく雪山登山初心者の方にも登りやすいのです。

また頂上部にはいくつもの火口があり、多くの火口沼を形成しています。

また2月中旬以降は登山道に道標の竹竿がたてられているので、安心です。地元の山岳会によって立てられ、数十mおきに立てられています。

ピンクのテープが巻かれているので雪原でも見えやすいですね。

極上のパウダースノー。バックカントリースキーが楽しめる。

八幡平のパウダースノーは最近密かに注目を集めているって知っていましたか?

日本の雪山は世界でも有数のパウダースノーとして世界中からスキーヤーやスノーボーダーが集まります。

外国人でにぎわうスキーリゾートとしては長野県の白馬や北海道のニセコが有名ですよね。

最近では知る人ぞ知るパウダースノーのエリアとして八幡平が注目されています。

周辺の安比高原スキー場や秋田八幡平スキー場はパウダースノー愛好家が世界中から集まっています。

バックカントリーとはスキー場の外のエリアを滑走するスキー、スノボの楽しみ方。

フカフカの新雪の上を滑走する感覚は普段の滑走とはまた違った感覚。

独特の浮遊感を楽しめます。

水分の少ないパウダースノーだからこその滑走の気持ちよさ。きっと虜になりますよ

バックカントリーの魅力の1つに新雪の上に刻まれたシュプール(滑走跡)を眺めるというものもあります。

八幡平のなだらかで広大な地形で自分だけのシュプールを描きましょう。

八幡平ではバックカントリーツアーも行っています。

とても楽しいバックカントリーですが、専門的な知識やスキルが無いと非常に危険なスポーツです。

最初はツアーに同行し、必ず専門家の下でスキルを積みましょう。

スノーシューハイキングもおすすめ秋田八幡平

八幡平はスノーシューハイキングもおすすめです。

八幡平の西側、秋田八幡平はブナ林の中でスノーシューハイキングを楽しむことが出来ます。

スノーシューで登山よりも手軽にハイキングを楽しみたいという方におすすめです。

2~3時間程のコースなので気軽に楽しめますね。

専門のガイドが八幡平の自然を余すところなく楽しませてくれますよ。

雪解けの時期に現れる「ドラゴンアイ」

ドラゴンアイとは八幡平の鏡沼に雪解けの時期に現れる神秘の光景。

凍った鏡沼に雪解けの水が、溜まりまるで龍の眼のようになるんです。

青く反射した湖面がとても美しいですね。

雪解けの水は鏡沼の淵と中央に溜まります。

八幡平には多くの湖沼がありますが、このような光景になるのは鏡沼だけだそうです。

しかもこれを見られるのは5月〜6月の約2週間程のみで中央の水溜まりができない年もあります。

なかなかお目にかかれないレアさも人気の秘密です。

まさに八幡平の目玉とも言うべき景色です。

雪解けの時期が、待ち遠しいですね!

しっかりと雪上歩行のトレーニングを、積んでおきましょう。

冬の八幡平登山は秋田県側からがおすすめ

冬の八幡平は秋田県側の秋田八幡平スキー場から登るのがおすすめです。

比較的登山者が多いため、遭難の危険性が少ないのです。

特に冬の雪が深い地域は目印となるものが分かりづらくなっていることが多いですよね。

他の登山者のトレースがあると安心です。

必ず雪山をよく知る人と一緒に登りましょう!

秋田八幡平スキー場からのルート

秋田八幡平スキー場駐車場から山頂を目指すのが一般的なコースです。

◼️所要時間5時間30分

秋田八幡平スキー場駐車場→登山口

◼️所要時間55分

休日であればスキー場のリフトが使えます!

平日に登るのであれば頑張ってスキー場を登らなければなりません。

ゲレンデ最上部から樹林帯をしばらく歩くと道路に合流します。

樹林帯歩きは迷いやすいので注意してくださいね!

道路に沿って歩けば登山口です。

登山口→八幡平山頂

◼️所要時間2時間10分

登山口の目印はピンクのテープです。

看板などの標識はないので注意してくださいね!

進んでいくと徐々にアイスモンスターが現れます。

一面にアイスモンスターがそびえ立つ様子は迫力がありますよ。

八幡平山頂→登山口

◼️1時間45分

あとは来た道を折り返すだけです!

近くには湖沼群もあるので少し散策してみるのもいいかもしれませんね。

八幡平は温泉天国。八幡平市周辺のおすすめ温泉3選

八幡平は温泉もおすすめです。火山地帯のため、そこかしこに温泉が湧いているんです。

熱めの温泉で温まったら、冬の東北の冷たい空気で外気浴。

最高にととのいますよ!

松川温泉 峡雲荘

松川温泉峡雲荘は八幡平国立公園の中にある秘湯です。

山道を上がっていきやっとたどり着く知る人ぞ知る温泉。

乳白色の硫化水素泉は皮膚炎や神経痛、糖尿病などに効能があります。

源泉は無色透明ですが、空気にふれた瞬間から緑がかった乳白色になるそう。

これからの時期は雪景色と相まって、美しい光景の中温泉を楽しめます。

秘境の雪見温泉なんて最高ですよね。

日帰り入浴は大人600円、子供300円。

料金もリーズナブルです。

極上の料理もあるので是非堪能してみてください。

松川温泉 峡雲荘

住所:〒028-7302 岩手県八幡平市松尾寄木松川温泉

電話番号: 0195-78-2256

HP:https://www.kyounso.jp/sp/

安比温泉 白樺の湯

安比温泉白樺の湯の湯は八幡平市安比高原にある温泉です。

ここのおすすめは露天風呂の豊富さ。

大浴場、寝湯、岩風呂、壺湯が露天で楽しめます。

しかも全て屋根つきなので雪がふっても安心です。

特に寝湯はおすすめですよ。

白樺の林の中でゆっくりと寝ころびながらお湯につかる。

外気がちょうどいい具合に体を冷ましてくれるのでずっと入っていられます。

気持ちよすぎて寝ないように注意してくださいね。

安比温泉 白樺の湯

住所:〒028-7306 岩手県八幡平市安比高原605−365

電話番号:0195-73-6060

HP:https://www.appi.co.jp/appi-shirakaba-spa/

藤七温泉 彩雲荘

彩雲荘は八幡平樹海ラインの途中にたたずむ温泉宿。

絶景の露天風呂がおすすめです。

なんと、標高1400mの位置にある温泉なんです。

そこから望む岩手山、八幡平はまさに絶景。

露天風呂は地面に掘った野天温泉形式の温泉。

湯床から常に温泉が湧き出しています。

野天温泉形式の温泉って開放感があっていいですよね。

また、混浴露天風呂も、楽しめますよ。

最高の絶景をカップルで楽しむのもいいですね。

藤七温泉 彩雲荘

住所:〒028-7302 岩手県八幡平市松尾寄木北の又

電話番号:090-1495-0950

HP:https://www.toshichi.com/

まとめ

今回は初心者おすすめの雪山八幡平を紹介しました。

八幡平のおすすめポイントはこちら。

  • 見渡す限りのアイスモンスターを楽しめる。
  • 急登が少ないため、体力も安心。
  • 充実のガイドツアー
  • 温泉が豊富

なかなか挑戦しづらい雪山ですが、急登の少ない八幡平なら安心ですね!

ガイドツアーでしっかりと経験を積みましょう。

白銀の世界の虜になること間違いなしです。